空間における花の役割について
久しぶりの更新だ。
最近、また花について感じたことを文章にしてみます。
空間における花の役割として、
まず最初に思いつくのは、季節感を感じて頂くこと
だったりします。
春には桜、初夏には新緑、クリスマスにはリース
などなど…
季節のお花を空間にいけることで、
人はあぁ、春だな桜が今年も綺麗だな、
なんて事をしみじみ思う訳です。
それはそれで、日本的でもあり、
とても癒される花の大きな役割だと思っていますが
実はもう一つあることに気がつきました。
より、本質的な事です。
花は、空間の環境を積極的に読み取り、
何らかの反応をしていることに
ある日、気がつきました。
それが、調和であることも同時に感じられました。
花の仕事をしていると、
本当に、たまに、偶然、花から何かしらのメッセージを受け取ることがあります。その時、凄く感動します。
花のある空間を人は心地よいと感じます。
もちろん、花だけでなく、人やモノもその空間の
心地よさに関わっていて、それら全体で空間の調和
が作られていくのですが、
そこに花が一輪あるだけで、目には見えないですが、
調和が生まれやすくなるのです。
(ここまで書いて、調和と言う言葉の定義もなかなか
難しいと思いながら、何となく伝わりますか?)
花は小さな自然と言うことです。
凄い力です。
花は単なる装飾ではないのです。
その事は、花を使って装飾を行うフローリストとしては、凄く面白いアプローチだなぁと思います。
そう言うことを感じられる人が今後、増えていく
のでは無いでしょうか?